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統計検定準1級に効率的に合格する勉強方法と参考書籍

2016年11月の統計検定も近づいてまいりました。今回は自分が統計検定準1級を受験した際の勉強方法についてまとめます。

 

1.試験の特徴

統計検定は専用の参考書などがまだ少なく、独学を中心に勉強を進める必要があります。その一方で試験範囲は非常に広いものになっており、全範囲を満遍なく学習しておく必要があります。アクチュアリー試験の数学と比較すると、多変量解析や機械学習のトピックが含まれていることが注意点になります。

試験問題は前半の選択問題及び部分記述問題、後半の論述問題に大きく分かれています。足切りなどは設定されていないようですが、時間配分が偏らないように配慮するとともに、バランスよく点数をとれるように実力をつける必要があります。自分が受験した際には、前半の計算問題などで確実に得点できるよう問題演習を行うとともに、後半で的外れな記述をしないように過去問の研究を行いました。

 また試験時間が120分とかなり短いことから、効率的に問題を解くことも重要になります。過去問を解く際などには実際に時間を制限して練習を行いました。普段使用することが少ない関数電卓も迷いなく操作できるようにすることを心がけました。

 

2.使用した参考書

参考書としては下記の書籍を利用しました。

日本統計学会公式認定 統計検定 1級・準1級 公式問題集[2014〜2015年]

日本統計学会公式認定 統計検定 1級・準1級 公式問題集[2014〜2015年]

 

 統計検定の公式問題集は解答・解説が充実しており、本番の練習になります。2016年11月現在では収録されている年数が少ないので、2017年の受験を考えている方は2016年度試験分が収録されるまで購入を待った方がいいかもしれません。

 

 

はじめてのパターン認識

はじめてのパターン認識

 

 機械学習分野の知識を学習するのに最適と思われます。ある程度統計の知識がある方は入門書としてスラスラ読めるかと思います。数式がきちんと解説されているのもさることながら、各手法の説明が丁寧になされており、統計検定の論述問題に回答するのに非常に参考になります。章ごとに練習問題があるのも理解につながります。

 

 

弱点克服大学生の確率・統計

弱点克服大学生の確率・統計

 

 大学の一般教養レベルの確率・統計の問題が分野別に練習できます。解説が充実しており、基礎から復習できる良書です。アクチュアリー試験の数学の際にも重宝しましたが、統計検定でも役立ちました。高校数学のレベルから導入があるため、初学者の方にも学習しやすい一冊です。

 

 

統計学入門 (基礎統計学)

統計学入門 (基礎統計学)

 

  統計学の教科書としては最もオススメな本です。統計検定の勉強の際には、忘れてしまった分布の性質などを復習するため、辞典のように参照しました。

 

3.終わりに

統計検定準1級は1回の試験で出題される問題数が多く、論述や作図問題など、問題の種類も多岐にわたることから、さまざまなタイプの問題を想定しムラなく準備しておく必要があります。試験までの残り時間は少ないですが、今回受験される方は是非追い込みを頑張ってください。